語り人 二宮隆の「風の朗読」

朗読通して日本語のすばらしさを伝えていきたい!海外から見た日本についての気付きもシェア出来たらと思います。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おつりの話

お気に入りのパン屋があります。店の名は「ルフィーベーカリー」といいます。OnePieceから来ています。二号店は、「ゾロベーカリー」と命名されました。(写真はゾロベーカリーです)店長は、日本で技能実習生として勉強して、ベトナムで日本式のパンを広め…

ベトナムのお金の話:お札

10万ドン、1万ドン、1000ドン札 ベトナムの通貨は「ドン(dong)」 日本円とのレートは、1円=200ドンくらいです。 通貨の桁が大きいので、最初は少し戸惑います。 100円が2万ドン、1000円が20万ドンという感じです。 さて、ベトナムにはコイン(硬貨)はありま…

暑さと喧騒の街

3年前の2018年7月、ハノイにやってきました。 ノイバイ国際空港を出た時、気温35度以上。熱い空気が私の体を包みます。 そして、うるさい。 たくさんの人が行き交っている。車のクラクション音。異国の言葉。 暑さと雑音に圧倒されながら、これから生活する…

【伝わる朗読とは】05:声とは

朗読は、声を媒介にして伝えるものです。 だから、声について知るのは、大切なことだと思います。 今回は、ちょっと理系的な感じなのですが、少々お付き合いください。声とは、人間がのどの声帯を震わせて、そこに息を通して、その空気を振動させているもの…

【伝わる朗読とは】04:朗読の上手/下手

朗読は、声を使って伝えるものです。 そして、朗読が、うまい人がいます。 うまい朗読には何か訳があるはずです。 プロのナレーターさんの語りを聞くと引き込まれる。うまいと感じる。どうやったらうまくなるのだろうというのは、朗読をしている人にとっての…

【伝わる朗読とは】03:語り手側の意識のこと

前回は、朗読を聞く「聞き手の意識」の面から考えてみました。 そこでは、 (1)聴いた内容を理解する。 (2)理解した内容をイメージ化する。 (3)イメージ化した内容を感じる。 このイメージした内容を聞き手が感じることができる朗読というものを目指すとよい…

【伝わる朗読とは】02:聞き手側の意識のこと

朗読は、語り手の語る話を聞き手が聞いて、それを楽しんでもらう。 そういうパフォーマンスだと思います。 演劇のように台本を覚える必要もない。台本を持って、それを読んで聞き手に伝えるという簡単なものと初めは思ってしまいます。 でも、朗読をすればす…

【伝わる朗読とは】01:朗読って難しい

世の中は「朗読ブーム」とまでは言えないけれど、「朗読」というものが認知され始めていると思います。 少なくとも、私が朗読を始めた30年(以上)前よりは、「朗読」を趣味と呼べるようになっていると思います。以前から、あちこちで朗読会とかお話し会とかが…

【伝わる朗読とは】序

伝わる朗読とは・・ 2015年に「伝わる朗読とは」というテーマでブログを書いていました。今回、はてなブログを始めるにあたり、修正しながら、現在の視点を加えて再掲載していきたいと思っています。 伝わる朗読:2021年版 日本語には「魂」があると思います…