語り人 二宮隆の「風の朗読」

朗読通して日本語のすばらしさを伝えていきたい!海外から見た日本についての気付きもシェア出来たらと思います。

【伝わる朗読とは】08:声の出し方

声には周波数の違う音である倍音が含まれている。その声に表情をつけるには、この倍音をコントロールするとよいらしい。感情に訴えるには、非整数次倍音事実に訴えるには、整数次倍音 と言う感じは分かったけど・・実際に声に出すにはどうするのか? イメー…

【伝わる朗読とは】07:伝わる声

声には、基音と倍音があり、倍音の成分が声の特徴を示すものであることが分かりました。では、伝わる声とはどういうものなのでしょうか?ここにも倍音が関わってくるのではないかと思います。 一般的に整数次倍音は、権威的な声、宗教的な声といった感じで、…

【伝わる朗読とは】06:整数次倍音と非整数次倍音

さて、前回は、音の中には、基音以外の音に倍音というものがある。そして、その倍音の中に整数次倍音と非整数次倍音の2つがあるということを話しました。 この倍音ということについては、私は特に気にしていませんでした。ピアノとクラリネットの音色は違う…

ベトナムの自動販売機

ベトナムには硬貨がありません。では、自動販売機はあるか?というと一応あります。飲み物やスナックの自動販売機が日本ほどではないけれどあります。支払いは、紙幣です。ときどき、硬貨挿入口のある自動販売機も見ることがあります。この写真の右下に硬貨…

おつりの話

お気に入りのパン屋があります。店の名は「ルフィーベーカリー」といいます。OnePieceから来ています。二号店は、「ゾロベーカリー」と命名されました。(写真はゾロベーカリーです)店長は、日本で技能実習生として勉強して、ベトナムで日本式のパンを広め…

ベトナムのお金の話:お札

10万ドン、1万ドン、1000ドン札 ベトナムの通貨は「ドン(dong)」 日本円とのレートは、1円=200ドンくらいです。 通貨の桁が大きいので、最初は少し戸惑います。 100円が2万ドン、1000円が20万ドンという感じです。 さて、ベトナムにはコイン(硬貨)はありま…

暑さと喧騒の街

3年前の2018年7月、ハノイにやってきました。 ノイバイ国際空港を出た時、気温35度以上。熱い空気が私の体を包みます。 そして、うるさい。 たくさんの人が行き交っている。車のクラクション音。異国の言葉。 暑さと雑音に圧倒されながら、これから生活する…

【伝わる朗読とは】05:声とは

朗読は、声を媒介にして伝えるものです。 だから、声について知るのは、大切なことだと思います。 今回は、ちょっと理系的な感じなのですが、少々お付き合いください。声とは、人間がのどの声帯を震わせて、そこに息を通して、その空気を振動させているもの…

【伝わる朗読とは】04:朗読の上手/下手

朗読は、声を使って伝えるものです。 そして、朗読が、うまい人がいます。 うまい朗読には何か訳があるはずです。 プロのナレーターさんの語りを聞くと引き込まれる。うまいと感じる。どうやったらうまくなるのだろうというのは、朗読をしている人にとっての…

【伝わる朗読とは】03:語り手側の意識のこと

前回は、朗読を聞く「聞き手の意識」の面から考えてみました。 そこでは、 (1)聴いた内容を理解する。 (2)理解した内容をイメージ化する。 (3)イメージ化した内容を感じる。 このイメージした内容を聞き手が感じることができる朗読というものを目指すとよい…

【伝わる朗読とは】02:聞き手側の意識のこと

朗読は、語り手の語る話を聞き手が聞いて、それを楽しんでもらう。 そういうパフォーマンスだと思います。 演劇のように台本を覚える必要もない。台本を持って、それを読んで聞き手に伝えるという簡単なものと初めは思ってしまいます。 でも、朗読をすればす…

【伝わる朗読とは】01:朗読って難しい

世の中は「朗読ブーム」とまでは言えないけれど、「朗読」というものが認知され始めていると思います。 少なくとも、私が朗読を始めた30年(以上)前よりは、「朗読」を趣味と呼べるようになっていると思います。以前から、あちこちで朗読会とかお話し会とかが…

【伝わる朗読とは】序

伝わる朗読とは・・ 2015年に「伝わる朗読とは」というテーマでブログを書いていました。今回、はてなブログを始めるにあたり、修正しながら、現在の視点を加えて再掲載していきたいと思っています。 伝わる朗読:2021年版 日本語には「魂」があると思います…

はじめまして

ブログにおいでいただきありがとうございます。 語り人の二宮隆(にのみやりゅう)です。このブログでは、朗読に関するあれこれを中心に書いていくのと、Youtubeやポッドキャストへの配信した作品の紹介などをしていきます。現在、私は仕事と関係で日本を離れ…